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Cluster 5: DATA(当事者レポート)

中小企業が自然共生サイト認定を
取得するまでの全記録

愛管株式会社「連理の木の下で」|浜松市初・企業敷地認定

自然共生サイトの認定は、大企業だけのものではありません。 愛管株式会社は静岡県浜松市の中小企業ですが、約1.3haの敷地「連理の木の下で」で令和7年度第2回認定を取得しました。 有機農業×食×学び×地域コミュニティを融合した体験型フィールドの全容と、申請の実体験をお伝えします。

Y

八巻 毅

IKIMON株式会社 代表 / 愛管株式会社 取締役(認定申請担当者)

最終更新: 2026年2月27日

「連理の木の下で」とは何か

1.3ha

敷地面積

維持

活動類型

SEPL

里山型

浜松初

企業敷地認定

「連理の木の下で」は、静岡県浜松市浜名区都田町にある愛管株式会社の敷地です。 一般的な工場敷地とは異なり、有機農業、ブルーベリー農園、コミュニティスペースが融合した体験型フィールドとして運営しています。 「連理の木」——幹が途中でくっついた2本の木のように、人と人、人と自然を結ぶ場所でありたいという思いを込めています。

なぜ中小企業が自然共生サイト認定を目指したか

1. 自分たちが守っている自然を「見える化」したかった

何十年も手入れしてきた敷地の自然価値を、客観的な言葉で説明できる証が欲しかった。

2. 中小企業でもできることを証明したかった

自然共生サイトはトヨタやサントリーのような大企業が目立つ。でも中小企業こそ、地域の自然と密着している。

3. ikimonの原点を体現するため

「お散歩×生きもの観察」を提唱するikimonのフィールドとして、自社の認定は説得力の源。

申請から認定までのタイムライン

フェーズ1

敷地の生物多様性調査

敷地内でどんな生きものがいるかを調査。ikimonのデータも活用。動植物リストの作成。

フェーズ2

増進活動計画の策定

「何を守り、何を増やすか」を具体的に計画。維持活動としての草刈り、外来種管理、有機農業の位置づけを明文化。

フェーズ3

環境省への申請

オンラインで申請書類を提出。書類審査とヒアリング。

フェーズ4

令和7年度 第2回認定(2025年12月)

増進活動No.24 として正式認定。浜松市内の企業敷地としては初。

認定で得られたもの

📊 自社の自然価値の「見える化」

ESG報告書、取引先への説明で「環境省認定」という客観的根拠を持てた。

👥 地域コミュニティとの連携強化

認定プロセスで地域の自然団体や学校との接点が生まれた。

🧠 社員の意識変化

「自分たちの敷地に価値がある」という認識が社員に広がった。

🌱 ikimonのE-E-A-T

ikimonの運営者自身が認定取得者であるという一次ソースの説得力。

中小企業へのメッセージ

自然共生サイトの認定企業リストを見ると、トヨタ、三井不動産、サントリーといった名前が並んでいます。 「うちには関係ない」と思うかもしれません。

でも実は、中小企業こそ地域の生物多様性を守る最前線にいます。 大企業の敷地は広いですが、中小企業は地域に深く根を張っている。 隣の農家さんも、裏の林も、全部が「エコシステム」の一部です。

申請は決して簡単ではありません。でも、自分たちの敷地の価値を初めて「数字」で知れる経験は、他では得られないものでした。

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